1.福島第一原子力発電所のALPS処理水の処分
東京電力福島第一原子力発電所のALPS処理水については、福島の復興の大前提となる廃炉を進めるため、2021年4月、安全性の確保と風評対策の徹底を前提に、海洋放出する方針を決定し、本年1月には、「具体的な海洋放出時期は本年春から夏と見込む」とお示ししました。海洋放出に当たっては、風評を生じさせないよう、政府はこれまで、ALPS処理水の安全性の確保や風評対策について、漁業者の皆様だけでなく、その取引相手となる流通・小売業者や消費者など、サプライチェーンに係る幅広い方々に情報発信を行ってきました。
ALPS(多核種除去設備(Advanced Liquid Processing System))等により、トリチウム以外の放射性物質について安全に関する規制基準値を確実に下回るまで浄化した水。さらにALPS処理水は、その後海水で十分に希釈され、トリチウムを含む放射性物質の濃度について安全に関する規制基準値を大幅に下回るレベルにして、海洋放出されることとなる。
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