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ZEHは「エネルギー収支をゼロ以下にする家」です。家庭で使用するエネルギーと、太陽光発電などによる電力創出エネルギーで、1年間で消費するエネルギーの量を実質的にゼロ以下にするものです。
国が定めた一定の基準を満たすことでZEHとして認証されますが、例えば、寒冷地など、地域によっては基準をどうしても満たせない場合も考えられます。そこで、ZEHを以下3つの種類に分け、それぞれで認証基準が設けられました。
- ZEH(ゼッチ)
- Nearly ZEH(ニアリー・ゼッチ)
- ZEH Oriented(ゼッチ・オリエンテッド)
「Nearly ZEH」は、太陽光発電などによる創エネが十分にできない寒冷地や日照率が低い地域、降雪量が多い地域を対象としたものです。
「ZEH Oriented」は、都市部など土地が狭く太陽光発電などによる創エネが十分にできない地域を対象としたものです。
それぞれに地域と特性が考慮された基準が設けられています。
では、それぞれの基準を見ていきましょう。
ZEHの基準
「年間のエネルギー収支をゼロまたはマイナスにする住宅」がZEHです。ZEHの認定基準は下記となります。
- 外皮(窓や屋根・外壁など)の断熱性を高め、UA値を0.4〜0.6よりも低くすること
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