BELSの評価基準には、省エネルギー性能を2つの指標で評価したものを使用します。
① 建築物の外皮性能における指標
② 建築物で消費される一次エネルギー消費量における指標

大まかにいうと、1つ目の「外皮性能」とは、外壁や開口部の断熱・遮熱性能を表し、建物に備え付けられる設備とは関係なく、壁や窓、屋根の仕様で決まる指標となります。他方2つ目の「一次エネルギー消費量」における指標は「BEI」(Building Energy Index)を用いる指標となります。

一次エネルギー消費量の評価となりますので、設備機器の性能や仕組みにより評価が大きく変わります。BEI(ビー・イー・アイ)の計算式は以下となります。

BEIとは「設計仕様における一次エネルギー消費量」が、「建物用途で決められている基準の一次エネルギー消費量」に対し、どの程度の割合かということを表しています。
「BEI」の基準一覧が以下となります。それぞれの値の範囲内で基準適合となり、その程度により評価として★が与えられる数が変わります。

また、住宅、非住宅、非住宅の中でも建物用途により評価が異なりますので、注意が必要です。
最高評価の★5つの評価はの「設計仕様における一次エネルギー消費量」、「建物用途で決められている基準の一次エネルギー消費量」に対する割合は、おおむね以下のようになります。