大和ハウスグループの株式会社コスモスイニシア(本社:東京都港区、社長:髙智 亮大朗)は、Web3領域でWalletサービスを提供するスタートアップである株式会社UPBOND(本社:東京都渋谷区、代表取締役:水岡 駿、以下:UPBOND社)との資本業務提携基本契約を締結しました。
本締結により、UPBOND社のログイン基盤「Login3.0」を活用し、訪日外国人をターゲットとした旅行体験プラットフォームシステムの開発を進め、新たな旅行体験の創出を目指します。
■資本業務提携の背景および目的と狙い
UPBOND社が展開する「Login3.0」は、個人情報の管理を個人起点で可能にし、ユーザーが自身のデータ提供先を管理・コントロールできるログイン基盤です。本ログイン基盤を使用することで、ユーザーは外部サービスと連携する際にも、自身のデータがどのデータをどこに共有したかを管理・把握でき、安心して利用することが可能となります。
当社は、2023年からUPBOND社の「Login3.0」を活用したサービスプラットフォーム構想の検討を開始、インバウンド向けのシームレスな旅行体験の提供を目指し、2024年9月から11月まで当社グループである株式会社コスモスホテルマネジメントが運営するアパートメントホテル「MIMARU」2施設において、「Login3.0」を活用したパスポートの事前登録と手荷物配送サービスの実証実験を行いました。(実証実験詳細:https://www.cigr.co.jp/newsrelease/2024/09/nft_mimaru/)この実証実験では、手荷物配送サービスの利用が他施設に比べて1.8倍に増加。Web3を活用したNFT会員証やインセンティブとしてのステーブルコインの有効性を確認することができました。
当社とUPBOND社はコスモスホテルマネジメントを交えた実証実験以降の協議を通じ、旅行体験プラットフォーム構想実現の可能性を最大限発揮できるパートナーとして、協働での事業展開を見据えた資本業務提携に至りました。
※Web3:ブロックチェーン技術と分散型ネットワークを基盤とする新しいウェブのパラダイム。ユーザーがデータやコンテンツを直接管理し、制御できる分散型のインターネット。
※NFT:非代替性トークン。ブロックチェーン技術を用いたデジタル資産の所有権を証明するためのもの。
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