
[ 特集 ]
私たちが日々使っている商品やサービスは、原材料の調達や製造、販売、
使用、廃棄などの各過程で温室効果ガスを排出しています。
それらを全て「見える化」する仕組みが
「カーボンフットプリント」。
気候変動の大きな要因のひとつとなっている温室効果ガスの排出を
削減することが差し迫った課題となっている今、注目を集めている
カーボンフットプリントについて、最新の取り組み事例や
私たち一人ひとりが今日からできることを紹介します。

カーボンフットプリントとは?
カーボンフットプリント(Carbon Footprint of Products:CFP)とは、製品やサービスのライフサイクル(=原材料調達から製造、販売、使用、廃棄、リサイクルに至るまでの製品の一生)全体を通して排出される温室効果ガス(Greenhouse Gas:GHG)の量を、二酸化炭素(CO2)排出量として換算した値のことです。
たとえば紙パック牛乳が私たちの手元に届くまでには、乳牛の飼育から紙パックの生産、牛乳の製造とパッケージング、配送、販売、紙パックの収集やリサイクルまで、さまざまなプロセスがあります。そのプロセスの全てにおいて、CO2やメタン(CH4)、一酸化二窒素(N2O)、フロンガスなどの温室効果ガスが排出されています。
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