経済産業省は、環境省との共催により、9月28日(木曜日)及び29日(金曜日)に、「アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)でのJCM利活用促進に関する国際会合」(AZEC・JCM国際会合)を開催しました。同会合には、AZECパートナー国の政府関係者が参加し、AZECパートナー国における今後のJCM利活用促進や炭素市場の構築に向けて、活発な議論を行いました。
1.AZEC・JCM国際会合について
日本国政府は、優れた脱炭素技術、製品、システム、サービス、インフラ等の普及等を通じて実現した途上国等の温室効果ガス排出削減・吸収について、日本の貢献を定量的に評価するとともに、日本の削減目標の達成に活用する、二国間クレジット制度(Joint Crediting Mechanism; JCM)を推進しています。
今年3月に行われたAZEC閣僚会合では、経済成長、エネルギー安全保障の確保、脱炭素の同時達成の重要性や、カーボンニュートラルという共通のゴールに向け、各国の実情に応じた多様かつ現実的な道筋の下、エネルギー移行を進めることの重要性を共有する共同声明が合意され、AZECをアジアの脱炭素化を進める上での枠組みとして立ち上げました。
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