環境大臣意見では、
(1) 複数方向から風力発電設備の影響を受ける可能性がある住居が存在することを踏まえ、風力発電設備について住居から離隔を確保すること等により、騒音及び風車の影による生活環境への影響を回避又は極力低減すること
(2) 想定区域及びその周辺には、土砂流出防備保安林、山地災害危険地区(山腹崩壊危険地区)等が存在することを踏まえ、土砂及び濁水の流出等による動植物及び自然環境への影響について適切に調査、予測及び評価を行い、土地の改変量の抑制等を行うことにより、自然環境への影響を回避又は極力低減すること
(3) 想定区域及びその周辺は、国内希少種であるオジロワシ、オオワシ、クマタカ等の生息が確認されていることや、ガン類、ハクチョウ類及び海ワシ類の渡り経路となっている可能性があることに加え、猿ヶ森鳥獣保護区が存在することから、専門家等からの助言を踏まえ、鳥類への影響について適切に調査、予測及び評価を行い、環境保全措置を講ずること等により鳥類への影響を回避又は極力低減すること
等を求めている。
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