Contents
はじめに
先日、「省エネ住宅」について紹介しましたが、「省エネ住宅」と並んで「ZEH」という言葉も耳にする機会が多いのではないでしょうか。記事内で「省エネ住宅」と「ZEH」の違いについて簡単にご説明しましたが、実は「ZEH」にもいくつか種類があります。
今回は「ZEH」について、さらに詳しくご紹介していきます。
ZEHとは
「ZEH」は「net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」の略で、家庭で使用するエネルギーと太陽光等で創るエネルギーを合わせて、エネルギー収支を実質ゼロ以下にする家を指します。
下記4つの基準があり、基本的には全てクリアする必要があります。
強化外皮基準
強化外皮基準とは、外皮平均熱貫流率(UA値)の数値の基準です。
外皮平均熱貫流率(UA値)= 外皮の熱損失量/外皮面積の合計
外皮平均熱貫流率は室内と外気の熱の出入りのしやすさの指標で、住宅の内部から外部へ逃げる熱損失を外皮面積で割って求めます。
数値が小さいほど、断熱性能が高いことを意味します。
全国を8つの区域に分けて基準数値が定められており、北に行くほど厳しく(=数値は小さく)なります。
省エネ法により、それぞれの地域の基準数値が定められていますが、さらにその数値より小さい「強化外皮基準」がZEHには求められています。
コメント