釧路湿原国立公園
6〜7月に入るとヒオウギアヤメやクシロハナシノブなどさまざまな花が咲きはじめ、釧路湿原は本格的な観光シーズンを迎えます。
公園内には湿原風景を一望できる展望台や、花を愛でながら散策が楽しめる遊歩道が数多く整備されていますが、私のおすすめは標茶町(しべちゃちょう)にある“サルルン展望台”。釧路湿原で最大の湖、塘路湖(とうろこ)と、サルルントー、ポントー、エオルトー、マクントーなど大小さまざまな沼が織りなす、湖沼と湿原が調和した風景を眺められるのが、この展望台ならではの魅力です。
塘路湖はカヌーツアーの拠点にもなっているため、眺望を楽しんだあとはカヌーに乗って静かな波音と野鳥のさえずりを聞きながら水上散策を楽しむこともできます。また、観光客にはあまり知られていませんが、同じく標茶町にあるシラルトロ展望台、コッタロ湿原展望台からの眺望も素晴らしいので、機会があればぜひ一度足をお運びください。
※国⽴公園へは、マスク等新型コロナウイルス感染防⽌対策を徹底の上お越しください。
- THIS WEEK'S GUIDE
- 須崎将太さん 釧路自然環境事務所 環境専門員
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