武藤経済産業大臣は、2025年10月16日(木曜日)から10月18日(土曜日)にかけて、マレーシアのクアラルンプールを訪問し、第3回アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)閣僚会合をマレーシアと共同で開催しました。
1.アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)第3回閣僚会合
全AZECパートナー11カ国、国際機関の出席を得て、第3回AZEC閣僚会合が開催されました。日本からは、武藤大臣、小林環境副大臣、山田AZEC担当大使が出席しました。
武藤大臣は、トランジション・ファイナンスに関する報告書の公表や、個別プロジェクトの進展、プログレスレポートの作成、実務者間や二国間での対話の充実化など、この1年のAZECの取組や成果について報告しました。また、小林環境副大臣からは、環境省の取組について報告しました。
各国政府の参加者からは、ネットゼロの実現に向け、各国の事情に応じた多様な道筋の重要性やエネルギー移行の政策、電力部門、運輸部門、産業部門における脱炭素化、トランジション・ファイナンス等の取組について発言がありました。
さらに、東アジア・ASEAN経済研究センター(ERIA)からは、電力、運輸、産業の各部門に係る各国の取組や課題等をまとめたプログレスレポートや、脱炭素に向けたロードマップ策定支援等の取組が報告されました。また、ASEANエネルギーセンター(ACE)、アジア開発銀行(ADB)及び国際エネルギー機関(IEA)からも、関連の活動報告がありました。
さらに、AZECアドボカシーグループ(AZEC賢人会議)からは、AZEC賢人会議提言書が報告され、議長に対し手交されました。
会合の成果として、これまでの1年の成果を振り返った共同声明が採択されました。
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