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非住宅の省エネ計算において、「モデル建物法」は最も活用されている計算方法です。このモデル建物法を活用した省エネ計算において、つまづきやすいポイントが「非空調コア部」となります。この記事を読むと以下の内容を知ることができます。
・計算書に入力する項目
・非空調コア部の算定方法
・算定における要点
非空調コア部の算定をマスターして省エネ計算を円滑に進めましょう。
非空調コア部のおさらい
非空調コア部とは、「各階で平面上の同一位置にある非空調部分」を指します。

非空調コア部を算定する階
非空調コア部の評価に際して重要な要素となります。「高い開放性を有する部分」を除いた床面積が最大となる階が、非空調コア部を算定する階となります。ここでいう、「高い開放性を有する部分」の条件は以下のとおりです。
・常時外気に開放された部分を有していること
・開放された部分の面積がその部分の床面積の1/20以上あること
例えば、開放性を有するバルコニー等が「高い開放性を有する部分」に該当します。先ほどの図の場合、高い開放性を有する部分を除く床面積が、各階で同じ値のため、どの階でも非空調コア部を算定できるルールとなります。
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