今、注目を集める新たな地球温暖化対策
新たな地球温暖化対策として
大きな注目を集めている
「ブルーカーボン」とは、
どういったものなのでしょうか。
海の植物が光合成でCO2を
吸収する

海底などに貯留されるブルーカーボン
空気中のCO2を減らすためにはCO2排出量の削減とともに、CO2吸収量の増加も重要なポイントです。陸地では植物が光合成によりCO2を吸収することがよく知られていますが、その際に取り込まれ貯留される炭素を「グリーンカーボン」と呼びます。
海においてもアマモなどの海草や、ワカメ・コンブなどの海藻が光合成を行い、海水に溶けているCO2を吸収します。その際に取り込まれ貯留される炭素を「ブルーカーボン」と呼びます。また、沿岸域の湿地や干潟、マングローブに蓄積される炭素もブルーカーボンと呼びます。ブルーカーボンは海底や深海などに長期間貯留されるため、地球温暖化対策に貢献できると考えられています。
※海草(うみくさ)とは種子によって繁殖する海産種子植物のことで、海藻(うみも)とは胞子によって繁殖する藻類のことです。本来、藻類は植物とは区別されますが、ここでは区別せずに海草も海藻も「海の植物」として説明しています。
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