CASBEEには、評価する対象のスケールに応じた評価ツールが用意されています。戸建住宅が対象の「住宅系」、戸建住宅以外の全ての建物が対象の「建築系」、対象建物を含む街全体が対象の「街区系」、自治体そのものが対象の「都市系」と、大きくジャンルが分かれています。

ジャンルごとの評価ツールは、『住宅・建築』では、CASBEE-戸建、CASBEE-住戸ユニット、CASBEE-建築(新築)、CASBEE-建築(既存、改修)、CASBEE-インテリアスぺース、CASBEE-HI(ヒートアイランド)、CASBEE- 短期使用、CASBEE- ウェルネスオフィス、CASBEE-不動産、『街区・都市』では、CASBEE-街区、CASBEE-都市などがあります。

出典: 一般財団法人 住宅・建築SDGs推進センター HPより

CASBEE建築(新築)の評価対象建築物

CASBEE-建築(新築) は、戸建住宅を除く全ての用途に適用可能となっています。対象となる用途については、「非住宅系用途」と「住宅系用途」の大きく二つに区分しており、特に「住宅系用途」に区分される病院、ホテル、集合住宅は、利用者の住居・宿泊空間(以下<住居・宿泊部分>)を含む建築物です。
これら、住宅系用途の建築物の評価は、「住居・宿泊部分」とそれ以外の共用部分(以下<建物全体・共用部分>)とに分けて行います。