環境大臣意見では、
(1) 想定区域及びその周辺は、他の事業者によるものも合わせて100基を超える風力発電設備が環境影響評価手続中であり、累積的な影響への考慮が必要な地域であること
(2) 想定区域及びその周辺では、オジロワシ、オオワシ等の生息が確認されており、想定区域の位置する道北日本海側の他事業の風力発電設備では、オジロワシのバードストライクが多数確認されているほか、想定区域及びその周辺は、ノスリ等の猛禽類、ハクチョウ類、ガン類、海ワシ類の渡り経路となっている可能性があることから、専門家等の助言を踏まえ、調査、予測及び評価し、鳥類への影響を回避又は極力低減すること
(3) 想定区域の大部分は、植生自然度が高い植物群落で構成され、水源かん養保安林、土砂流出防備保安林となっていることから、植物及び生態系への影響についての予測及び評価を踏まえ、既存道路、無立木地等を活用すること等により、自然度の高い植生、保安林等の改変を回避又は極力低減すること
等を求めている。
コメント