9月12日(オーストリア・ウィーン時間)、IAEA(国際原子力機関)は、東京電力福島第一原子力発電所におけるALPS処理水の海洋放出に関する安全面の報告書を公表しました。
報告書では、ALPS処理水の海洋放出について、これまでIAEAが公表した報告書と同様に、タスクフォースにより、「関連する国際安全基準の要求事項と合致しないいかなる点も確認されなかった」と結論づけられています。
1.概要
2025年5月26日から30日にかけて、IAEAの職員及び国際専門家(アルゼンチン、カナダ、韓国、中国、米国、ベトナム及びロシア)が日本を訪れ、ALPS処理水の海洋放出に関する安全性レビューミッションを行いました。本レビューミッションは、海洋放出開始後4回目となります。
今回公表された海洋放出開始後4回目の報告書は、今年5月にIAEAが行ったレビューミッションの結論をとりまとめたものです。本報告書では、海洋放出開始後第1回から第3回までの報告書における結論と同様に、タスクフォースにより、「関連する国際安全基準の要求事項と合致しないいかなる点も確認されなかった」ことが明記されています。
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