環境省は、学校教職員のほか、行政関係者、民間企業、NPO/NGO、大学生・大学院生等の環境教育や体験活動、地域づくりに関心のある方を対象に、「体験の機会の場」に認定されている「清泉寮新館及びキャンプ場を含むその周辺の森林」を管理している公益財団法人キープ協会と連携した研修を、山梨県北杜市において開催します。開催日程は、令和7年11月15日(土)です。
■研修の目的
その一環として、体験の機会の場※1に認定されている「清泉寮新館及びキャンプ場を含むその周辺の森林」を管理する公益財団法人キープ協会※2と連携し、「天然記念物ニホンヤマネから学ぶ~校外学習や探究学習における自然体験を通じた生物多様性教育~」をテーマに研修を行います。
本研修では、天然記念物ニホンヤマネの生態、生息環境、保全活動等について学ぶ体験プログラムや、体験プログラムのデザインに関する講義、グループワークなどを通じて、効果的な環境教育プログラムを企画、実践することができるリーダー人材を育成するための研修を行います。
また、同時に、本研修は環境教育や体験活動、地域づくりに関心のある多様な参加者を対象としており、持続可能な社会づくりに関心を持つ参加者間の交流、ネットワークの構築につながることを目的として実施します。
※1 体験の機会の場について
環境教育等による環境保全の取組の促進に関する法律(平成15年法律第130号)第20条に基づき、民間の土地・建物の所有者等がその土地・建物を自然体験活動等の体験活動の場として提供する場合に、申請に基づき、都道府県知事・指定都市等の認定を受けた体験活動の場です。
認定に当たっては、安全確保や実施体制に関することなどが要件となっており、環境教育の質の高さを担保するとともに、安心して参加できる体験活動の機会の提供につながっています。現在、本施設を含め全国35か所の場が認定を受けています。
※2 公益財団法人キープ協会について
アメリカ人のポール・ラッシュによって昭和31年に設立された団体です。昭和59年から環境教育事業を始め、市民・学校・行政・企業など、多様な主体と協働しながら、自然体験型環境教育プログラムの提供、環境教育プログラムの研究や開発、国内外の環境教育ネットワークの支援、環境教育指導者の養成等に取り組んでいます。
平成24年12月、山梨県知事により、「清泉寮新館及びキャンプ場を含むその周辺の森林」が、環境教育等による環境保全の取組の促進に関する法律に基づく「体験の機会の場」に、国内で初めて認定されました。
【参考】
発表済みの令和7年度教職員等環境教育・学習推進リーダー養成研修の開催については、以下のとおりです。
・令和7年度教職員等環境教育・学習推進リーダー養成研修の開催について(令和7年5月2日(金)付け環境省報道発表)
https://www.env.go.jp/press/press_04862.html
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