経済産業省は、環境省との共催により、8月6日(火曜日)及び7日(水曜日)に、「第2回アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)でのJCM利活用促進に関する国際会合」(AZEC・JCM国際会合)を開催しました。同会合には、AZECパートナー国の政府関係者が参加し、AZECパートナー国における今後のJCM利活用促進や炭素市場の構築に向けて、活発な議論を行いました。
1.AZEC・JCM国際会合について
日本国政府は、優れた脱炭素技術、製品、システム、サービス、インフラ等の普及等を通じて実現した途上国等の温室効果ガス排出削減・吸収について、日本の貢献を定量的に評価するとともに、日本の削減目標の達成に活用する、二国間クレジット制度(Joint Crediting Mechanism; JCM)を推進しています。
昨年9月に東京都内で開催された第1回AZEC・JCM国際会合では、AZECパートナー国のエネルギー関係省庁と環境関係省庁の政策担当者が対面およびオンラインで参加し、JCM進捗状況、各国における炭素市場の整備状況やエネルギー政策等について、情報交換及び意見交換を行いました。
昨年12月に開催されたAZEC首脳会合の共同声明において、JCMを含む協力モデルを通じた、質の高い炭素市場およびクレジット制度の推進および実施の重要性が認識されました。また、今年3月に開催された第2回アジア・ゼロエミッション共同体高級実務者会合(AZEC SOM)では、第1回AZEC・JCM国際会合の概要が報告されると共に、会合での議論内容を纏めた報告書が各国参加者へ共有されました。
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