今週のテーマ エコ・ファースト制度

エコ・ファースト制度は、環境分野で各業界をリードする企業の取り組みを支える制度です。企業が環境大臣に対し、地球温暖化対策、廃棄物・リサイクル対策など、自社の環境保全に関する取り組みを約束し、環境大臣が、その企業が環境分野で「先進的、独自的でかつ業界をリードする事業活動」を行う企業であることを認定する制度です。企業の各業界における環境先進企業としての取り組みを促進することを目的としており、認定を受けた企業はエコ・ファースト・マークを使用することができます。また、認定企業によって設立・運営されているエコ・ファースト推進協議会では、各種イベントや勉強会などを通じ、環境行政との連携、企業間連携の強化を図っています。
環境省とエコ・ファースト推進協議会は、環境課題の理解とビジネスチャンスの拡大を目的に、毎年シンポジウムを共催しています。今年は11月18日に「生物多様性・自然資本と企業活動」をテーマに開催され、今注目のTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)に関する基調講演、エコ・ファースト企業による先進的な取り組み事例の発表など、企業を中心に約630名から聴講の申し込みがあり、事業活動に生かせる情報を共有しました。
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