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CCS事業化に向けた先進的取組

本日、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は、2050年カーボンニュートラル実現に向け、横展開可能なビジネスモデルを確立するため、経済産業省事業の一環として、2030年までの事業開始を目指すCCS事業9案件を、令和6年度「先進的CCS事業」として選定しました。

※CCS:Carbon dioxide Capture and Storage(二酸化炭素回収・貯留)

1.背景

2020年10月に、日本は、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにするカーボンニュートラル目標を掲げ、2021年4月には2030年度において温室効果ガスを2013年度比で46%削減することを宣言しました。また「GX推進戦略」(注1)において、2030年までのCCS事業開始に向けた事業環境を整備するため、模範となる先進性のあるプロジェクトを支援していく方針を示しています。
2024年5月には、貯留事業の許可制度等を盛り込んだ「二酸化炭素の貯留事業に関する法律」が成立し、我が国におけるCCSの事業化に向けた大きな一歩が踏み出されました。

2.概要

こうした背景の下、経済産業省及びJOGMECは、2030年までのCCS事業開始を目指した、横展開可能なビジネスモデルを確立するために模範となる先進性のあるプロジェクトに対し、CO2の分離・回収から輸送、貯留までのバリューチェーン全体を一体的に支援する「先進的CCS事業」として、2023年度より支援を開始しました。(注2)
今年度(2024年度)については、JOGMECにおいて、CCSコストや地下貯留に係る不確実性の低減を図ることを目的として、CCSバリューチェーン全体の設計作業や貯留ポテンシャル評価作業を行う「先進的CCS事業に係る設計作業等」の公募を新たに実施し、今後重点的に支援を行っていく事業を改めて9件選定しました。
この事業を通じて、2030年までにCO2の年間貯留量600~1,200万トンの確保に目途を付けることを目指します。

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