石井経済産業大臣政務官は、6月3日(月曜日)から6月5日(水曜日)にかけて、ドイツのベルリンを訪問し、「E-Fuels 対話」に出席しました。また、「ベルリン国際航空宇宙ショー」オープニングセレモニーへの出席と視察、現地日系企業の関係者等との意見交換を行いました。
1.「E-Fuels 対話」への出席、及びベルリン宣言への署名
6月4日(火曜日)、ドイツのベルリンにおいて、ドイツデジタル交通省が主催する「E-Fuels対話」が開催され、日本からは、石井経済産業大臣政務官が出席しました。本会合は昨年に続き2回目の開催となり、本年はリトアニア運輸通信省及び日本の経済産業省も共催として参画し、16カ国の政府関係者、約70の企業・研究機関等が参加しました。
会合では、合成燃料(e-fuel)の課題と活用可能性がテーマとなりました。特に、e-fuel分野において先進的な取組を行う企業の紹介や、e-fuelの生産拡大やコスト低減に向けてどのようなハードルがあるか、どのような制度設計が必要になるかについて議論し、知見を共有しました。
石井経済産業大臣政務官は、カーボンニュートラル社会の実現に向けては、①温室効果ガスの削減に加え、②経済成長③エネルギー安全保障を同時に確保する「トリプルブレイクスルー」が重要であること、そして貯蔵性・可搬性に優れたe-fuelは、燃料の脱炭素化、グローバルサウスを含む再生可能エネルギー資源の豊富な地域にとっての新たなビジネス機会の提供、エネルギーシステムの強靱化・安定供給に資するため、まさに「トリプルブレイクスルー」にかなう技術であることを提起しました。
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