令和7年12月8日、防衛省北関東防衛局から「12月1日、熊川児童館屋上で熊川児童館職員により米軍のものと思われるものが発見された」、「米軍に確認したところ、これは米軍のものであり、11月20日に米軍兵士が空挺降下訓練中に主降下傘を切り離した後、予備降下傘を使用して横田基地に着地した。切り離した主降下傘は風によりコースを外れ、横田基地外に落下した。当該降下傘については、米軍が同日夜に福生市内熊川児童館敷地内で回収した。また、熊川児童館屋上で発見されたものは、この着地に関連する誘導傘(パイロットシュート)であった」との情報が、東京都及び基地周辺自治体に提供されました。
降下訓練における落下物等は、一歩間違えれば人命に関わる重大な事故につながりかねず、特に今回は、子どもたちが集う児童館の敷地に落下しており、基地周辺住民に多大な不安を与えるものです。
また、当協議会は、これまでに発生した基地外への落下事故と同様の事故を防止すること等を要請してきたにもかかわらず、こうした事態が発生したことや、令和7年11月18日に発生した場外降着を受け、再発防止策を講ずるまで、同様の訓練は行わないことを要請している中、訓練が再開され落下事故が発生したこと、事案の発生について自治体からの照会があるまで情報提供がなされなかったことは、極めて遺憾です。
ついては、今回のパラシュート落下の原因究明と、他の落下物の有無の確認を速やかに行うとともに、再発防止策を講ずるまでは、同様の訓練は行わないこと等を要請しましたので、お知らせします。
報道発表
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