東京都では、ネイチャーポジティブの実現に向けて、都内の野生生物情報が一目でわかるデジタル版野生生物目録「東京いきもの台帳」の作成を進めています。
このたび、東京の植物相の解明に向けた第一歩として、植物の標本情報115,840件を公表します。今後は、標本のほか、文献や市民科学調査、専門家調査により情報の蓄積・公表を進めていきます。
また、どなたでも参加できるスマホアプリ「Biome(バイオーム)」を活用した新たないきもの調査イベントの開始についてもあわせてお知らせします。
1 東京産植物の標本情報を公表
標本情報は、「いつ、どこで、どんな植物が生育していたのか」を把握する上での確かな証拠となるため、東京の自然環境の状況を把握するにあたって、特に重要な情報と言えます。今回は、都内にある複数の施設の情報をもとに、東京に生育していた植物の標本情報の一部である、115,840件、4,179種を公開しています(2025年12月時点)。確認された中で最も古いものは、1873年に武蔵小河内(現在の奥多摩町)で採集された「シシウド」の標本でした。
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