2.本ガイドラインは、高齢化の進展に伴い使用済紙おむつの排出量が増加する中、その多くが焼却処分されている状況を踏まえ、市区町村等が、分別回収をして、殺菌処理等をした上で再生利用等を行うことを検討するための参考となるよう、関連情報を整理したものです。
3.この度、本ガイドラインを改定し、より体系的かつ実務的な内容となるよう、再生利用等による温室効果ガスの排出削減効果、将来も含めたコストの考え方、自治体が活用可能な2050年までの使用済紙おむつの排出量シミュレーションデータ等、情報の拡充・整理を行いました。
背景・趣旨
紙おむつの素材は上質パルプ、樹脂、高吸水性樹脂を主要構成素材としており、適正な処理を前提に再生利用・熱回収(廃棄物処理における発電を除く。以下「再生利用等」という。)により有効に活用できる可能性があります。しかし、現状では、その多くは市区町村等の一般廃棄物処理施設において焼却処分されています。
環境省は、令和元年度に「使用済紙おむつの再生利用等に関するガイドライン」を策定し、市区町村における再生利用等の導入検討を支援してきました。政府は2030年度までに再生利用等を実施または検討する市区町村数を150とする目標を掲げており、目標達成に向けてさらなる取組の促進が必要な状況です。
このような背景を踏まえ、市区町村が必要とする情報を充実させ、より体系的かつ実務的な内容として整理することを目的として、環境省では令和7年10月より「使用済紙おむつの再生利用等に関するガイドライン改定に関する検討会」(座長:田崎 智宏 国立研究開発法人国立環境研究所 資源循環領域 資源循環社会システム研究室 室長)において検討を行い、今般、ガイドラインを改定しました。
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