7月25日、東京電力福島第一原子力発電所(東電福島第一原発)のALPS処理水の取扱いに関する韓国政府向け説明会(於:東京)を開催しました。海部篤外務省軍縮不拡散・科学部長、湯本啓市資源エネルギー庁原子力事故災害対処審議官のほか、原子力規制庁及び東京電力が、また、韓国側から、ユン・ヒョンス外交部気候環境科学外交局長のほか、原子力安全委員会等が参加しました。
説明会では、先般の日韓首脳会談等で説明した、我が方立場に基づき、海洋放出の安全性確保に向けた取り組みを引き続き進めていくことを説明しました。この中で、特に、IAEA憲章に基づく権限の下で、IAEAによるレビューを受けながら我が国が行うモニタリング情報を透明性高く迅速に公表すること、万が一同モニタリングにより放射性物質の濃度が基準値を超えるなどの問題が発生した場合には、計画どおり直ちに海洋放出を中断することを含め、適切な対応をとることとしていることなどについて、日本側から関連の補足説明とともに、改めて説明を行いました。韓国側からは、IAEA包括報告書の内容を尊重するというこれまでの立場を踏まえ、7月7日に公表した韓国政府としての検討結果の内容等、韓国政府としての取り組みにつき説明がありました。
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