4月5日、IAEA(国際原子力機関)は、東京電力福島第一原子力発電所におけるALPS処理水の安全性レビュー(2回目)に関する報告書を公表しました。同報告書は、2022年11月14日から18日にかけて、IAEAの職員及び国際専門家が日本を訪れ、その際に実施したレビューに基づき作成されたものです。
1.概要
2022年11月のALPS処理水の安全性に関するIAEAレビューは、IAEAとの間で2021年7月に署名されたALPS処理水の取扱いに係る包括的な協力の枠組みに関する付託事項(TOR)に基づき実施されたもので、今回で2回目になります。IAEAレビューは、原子力分野の専門機関であるIAEAの職員及び国際専門家からなるIAEAタスクフォースにより実施されています。
今回公表された報告書では、主に、国際安全基準に基づき2022年11月に実施されたレビューにおける見解について記されています。
(参考) IAEAタスクフォースには、アルゼンチン、オーストラリア、カナダ、中国、フランス、韓国、マーシャル諸島、ロシア、米国、英国、ベトナム出身の国際専門家が含まれる。
2.報告書のポイント ※IAEA報告書からの引用(一部要約)有
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