1.事業の概要と経緯
今後、急拡大が見込まれる洋上風力発電市場を獲得するためには、浮体式洋上風力発電設備を低コストに量産化する技術を確立することが不可欠です。
このため、経済産業省及びNEDOでは、グリーンイノベーション基金「洋上風力発電の低コスト化」プロジェクトとして、浮体式洋上風力発電の商用化を目的に、要素技術開発(フェーズ1として、2022年から、次世代風車や浮体式基礎製造・施工技術等の4つの分野を対象にプロジェクトを実施中)に加えて、システム全体として関連要素技術を統合した浮体式洋上風力発電実証事業(フェーズ2)を実施することとしています。
フェーズ2の実施に向けて、2023年10月に、経済産業省及びNEDOにおいて候補区域として4区域((1)北海道石狩市浜益沖、(2)北海道岩宇・南後志地区沖、(3)秋田県南部沖、(4)愛知県田原市・豊橋市沖)を選定し、公表したところです。これら4区域を対象に、2区域程度を採択する前提で、2024年2月9日から3月25日にかけて、NEDOにおいて事業者の公募を実施しました。
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