多摩動物公園(園長 渡部浩文)で飼育していたユキヒョウの「フク」(オス)が死亡しましたので、お知らせします。
(撮影日:2024年12月9日)
1.死亡したユキヒョウ
名前
フク
性別
オス
年齢
8歳
生年月日
2017年6月2日(多摩動物公園生まれ)
死亡日
2025年8月14日
死因
胃拡張・胃捻転
2.経緯
ユキヒョウ「フク」は、遊び好きで、成獣になっても放飼場のボールや落ち葉で遊ぶなど好奇心旺盛な個体でした。
2025年8月10日14時00分頃に展示場で動けなくなり、飼育担当者がフェンス越しに寝室に誘導しましたが応じないため、獣医師が麻酔薬を吹き矢で投与し収容を試みたところ、自力で寝室に戻りました。その後、麻酔が効いた状態で動物病院に搬送し、エックス線や内視鏡により検査を行った結果、胃拡張と通過障害があることが分かり、緊急手術により胃の食物を除去しました。
術後、飲水は確認できましたが状態が回復しないため、14日に再度麻酔下での検査を行い、消化管粘膜からの出血が見られたことから、昨年に治療した出血性腸炎の再発を疑い、追加の投薬等を行いました。治療後も横になっている状態が続き、18時00分過ぎに呼吸が荒くなり、18時37分に獣医師が死亡を確認しました。
解剖の結果、死因は胃拡張・胃捻転でした。
コメント