猛暑や大雨によって起こる
災害に
どう備える?
気候変動の観点から、
防災について
考えてみよう
極端な猛暑や大雨などの異常気象によって
深刻な気象災害が発生するなど、
私たちの生活は、既に気候変動の
影響を受け始めています。
今後起こりうる大きな災害に備えて
防災意識を高めるとともに、
気候変動のリスクを小さくするため
私たちに今なにができるか、
改めて考えてみましょう。
CONTENTS

なぜ気候変動が
起こっているの?
そもそも「気候変動」とは
なんでしょうか?
気候変動とは、気温や気象パターンの長期的な変化のことで、たとえば平均気温の上昇(温暖化)や豪雨など、異常な自然現象の発生頻度が増していることが挙げられます。その要因には、太陽の活動や火山の噴火、海流の変動といった「自然要因」と、人間活動に伴う「人為的要因」があります。
人為的要因の例としては、温室効果ガスの増加や、森林破壊などがあります。温室効果ガスには熱を蓄え地表を温める働きがあり、大気中の濃度が高いほど温室効果がアップするため、気温の上昇につながります。温室効果ガスの一つである二酸化炭素(CO2)は、私たちの生活に不可欠な電気などのエネルギーを作るために化石燃料を燃やすことで排出され、大気中の濃度は年々増加し続けています。また、光合成によってCO2を吸収する森林が大規模な伐採や火災などで破壊されると、大気中のCO2 吸収量が減少し、地球温暖化に影響を与えると考えられます。
温暖化が進むと大雨が頻発するといわれています。その理由は、気温が上がることで海や地上から蒸発する水分量が増えるためです。大気中の水蒸気量が多くなると、今まで経験してこなかったような大雨をもたらすのです。
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