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森ビル

「イマーシブ・テーマパーク」と「EVカートサーキット施設」が開業

森ビル株式会社(東京都港区、代表取締役社長 辻慎吾)は、2022年8月31日に営業を終了したお台場(青海地区)・パレットタウン跡地の一部を、株式会社刀(大阪府大阪市、代表取締役CEO 森岡毅)グループの刀イマーシブ合同会社、および株式会社トムス(東京都世田谷区、代表取締役社長 谷本勲)に暫定的に賃貸します。これにより、東京ベイエリアに、世界初のイマーシブ・テーマパーク「IMMERSIVE FORT TOKYO(イマーシブ・フォート東京)」(刀社グループ)と国内最大級のEV(電気自動車)カートサーキット「CITY CIRCUIT TOKYO BAY(シティサーキット東京ベイ)」(トムス社)の2つの最先端都市型エンターテイメント施設が開業します。なお、「IMMERSIVE FORT TOKYO」は2024年春に開業、「CITY CIRCUIT TOKYO BAY」は本年10月28日(土)にプレオープン(11月23日(木)グランドオープン)予定です。

1999年3月に誕生したパレットタウンは、中世ヨーロッパの雰囲気が特徴的な商業施設「VenusFort」をはじめ、「MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: EPSON teamLab Borderless(2024年1月麻布台ヒルズで開業予定)」や「パレットタウン大観覧車」、モビリティの体験型テーマパーク「MEGA WEB」、コンサートホールの「Zepp Tokyo」など、多様な施設が集結した複合型エンターテインメント施設として、永年にわたって東京ベイエリアの発展に貢献してきました。その後2022年8月に、当該区域における開発事業の一部進捗に伴い全ての施設の営業を終了。現在、このエリアに新たな賑わいを創出するための開発計画の検討を進めていますが、遊休施設の利活用として、昨今世界的に注目が高まっているイマーシブ・テーマパークおよびEVカートサーキット施設を暫定的に営業させることで、当該エリアの賑わいを維持・継続してまいります。
イマーシブシアターは、次世代型のエンターテイメントとして、世界的に大きな話題となっています。この度開業するイマーシブシアターを中心としたイマーシブ・テーマパークは、従来型のテーマパークを圧倒的に凌駕する没入感や興奮を提供する都市型エンターテイメント施設として、世界初の事例であり、訪日外国人を含め国内外から多くの人々を惹きつけることが期待されています。
一方、EVカートは、環境に配慮した持続可能なモータースポーツとして、世界的に注目を浴びています。EVは騒音や振動が少ないことから、都心部の既成市街地や夜間・深夜の時間帯でもレース開催が可能なことから、東京の課題とされるナイトタイムエコノミー活性化においても大きな可能性も秘めています。加えて、自動運転技術やエネルギー回収システムなどで急速な技術革新が進んでおり、自動車産業界の発展にも大きく貢献するものと期待されています。

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森ビルは、企業経営において、株主にとどまらず、従業員、取引先、顧客、債権者、地域社会をはじめとする多様なステークホルダーとの価値協創が重要となっていることを踏まえ、マルチステークホルダーとの適切な協働に取り組んでまいります。そのうえで、価値協創や生産性向上によって生み出された収益・成果について、マルチステークホルダーへの適切な分配を行うことが、賃金引き上げのモメンタムの維持や経済の持続的発展につながるという観点から、従業員への還元や取引先への配慮が重要であることを踏まえ、「従業員への還元」および「取引先への配慮」などの取り組みを進めてまいります。

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