3月24日(オーストリア・ウィーン現地時間)、IAEA(国際原子力機関)は、東京電力福島第一原子力発電所におけるALPS処理水の海洋放出に関する報告書を公表しました。
報告書では、ALPS処理水の海洋放出について、これまでIAEAが公表した報告書と同様に、タスクフォースにより「関連する国際安全基準の要求事項と合致しないいかなる点も確認されなかった」と結論づけられています。
1.概要
2024年12月9日から12日にかけて、IAEAの職員及び国際専門家(アルゼンチン共和国、英国、カナダ、大韓民国、中華人民共和国、フランス共和国、アメリカ合衆国、ベトナム社会主義共和国、ロシア連邦出身)が日本を訪れ、ALPS処理水の海洋放出に関する安全性レビューミッションを行いました。本レビューミッションは、海洋放出開始後3回目となります。
今回公表された海洋放出開始後3回目の報告書は、同レビューミッションの結論を示したものです。本報告書では、海洋放出開始後第1回及び第2回の報告書同様、タスクフォースにより、「関連する国際安全基準の要求事項と合致しないいかなる点も確認されなかった」ことが明記されています。
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