近年、省エネ性能の高い建築物が大きな注目を集めています。今回は、省エネ性能の1つである一次エネルギー消費量について解説します。この記事を読むと、一次エネルギー消費量とは何か?一次エネルギー消費量の計算が必要な手続きや、計算で評価できる設備について、理解することができます。
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一次エネルギー消費量とは
一次エネルギー消費量とは、1年間で使われている電気やガスなどのエネルギー消費を数値化したものです。
一次エネルギー消費量は、主に以下の6つの項目に分類されます。
・空調設備(暖房・冷房)のエネルギー消費量
・換気設備のエネルギー消費量
・給湯設備のエネルギー消費量
・照明設備のエネルギー消費量
・昇降機のエネルギー消費量 ※非住宅建築物のみ
・家電・調理器具などのエネルギー消費量
これらは、建築物の用途、計画される地域や床面積、設置する設備などによって数値が変わります。
また、一次エネルギー消費量の評価においては、太陽光発電などによる創エネルギーも評価の対象とすることができます。太陽光発電によって発電した電気を自己消費することで、一次エネルギー消費量を減らすことに繋がります。
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