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今月のキーワード 鳥獣保護管理法
ポイント!
近年は自然環境や社会環境の変化──里山環境の変化、人口減少、過疎高齢化など──により、野生鳥獣が畑や市街地に姿を現すようになったり、生息数が急速に変化したりしてきています。そうした中で、人と鳥獣が共存できる世界の実現に向け、重要な役割を担うのが鳥獣保護管理法です。
1. 鳥獣保護管理法とは?
鳥獣保護管理法(正式名称:鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律)は、その名の通り、鳥獣の「保護」と「管理」を柱とする法律です。「保護」とは、野生鳥獣の生息数を適正な水準に増加または維持し、その生息地を適正な範囲に拡大・維持すること。もう一方の「管理」は、生息数を適正な水準に減少させ、その生息地を適正な範囲に縮小させることです。
法律の背景として、豊かな生物の多様性を将来にわたって確保するために、鳥獣を保護する必要がある一方で、生息数の増加や生息地の拡大によって人に被害をもたらしている鳥獣も存在することがあげられます。人と鳥獣の適切な関係の構築を通じて、両者の生活をできるだけ乱すことなく問題の解決を目指すことが求められているのです。鳥獣保護管理法は、「保護」と「管理」の両面からアプローチすることで、生物の多様性を守ると同時に、人の暮らしの充実や社会の健全な発展を目指しています。
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