省エネ基準の適合義務化により、新築・改修工事では省エネ計算が必要不可欠になっています。しかし、専門的な知識やソフトウェアが必要なため、多くの建築設計事務所や工務店では外注を検討するケースが増えています。
ただし、省エネ計算の外注は業者ごとに料金や対応範囲が異なり、適切な業者を選ぶことが重要です。本記事では、相見積もりを活用しながら、省エネ計算の外注をスムーズに進めるためのポイントを詳しく解説します。

省エネ計算の外注を検討する前に

省エネ計算を外注する前に、以下の点を整理しておくとスムーズに進められます。

どの基準で計算が必要かを明確にする

省エネ計算には、以下のような基準が存在します。

建築物省エネ法(住宅・非住宅の基準)
ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)基準
CASBEE(建築環境総合性能評価システム)
BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)

プロジェクトによって求められる基準が異なるため、どの計算が必要なのかを明確にしておきましょう。

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成果物の提出期限を明確にする

省エネ計算の結果は確認申請の一部となるため、提出期限を事前に確認し、スケジュールに余裕を持たせることが重要です。特に、外注する場合は業者の納期を考慮して発注する必要があります。