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自然環境

令和7年度西之島総合学術調査結果概要について

 令和7年7月22日(火)から同年7月29日(火)にかけて、「令和7年度西之島総合学術調査」を実施しました。

 今般、その調査結果概要を取りまとめましたので、お知らせいたします。
  <主な概要>
  •  3年ぶりに西之島へ上陸し、陸上及び海域の調査を実施。
  •  火山活動による山体の成長は見られず、浸食が進行している様子を確認。
  •  鳥類については、概ね昨年度と同様に生息、繁殖していたものの、カツオドリの繁殖域の拡大やセグロアジサシの減少を確認。
  •  節足動物については、昨年に引き続きハサミムシを確認したほか、カツオブシムシの生息を3年ぶりに、台地上でのカニの存在を4年ぶりに確認。
  •  令和2年の大規模噴火後、初めて植物の生育を確認。
  •  調査期間外も一定期間情報を収集できる体制の構築に向けて、無人探査機や衛星通信装置等を試行的に設置。
  
 撮影した映像の一部を報道用に提供しますので、提供を希望される場合は担当者まで御連絡ください。

背景・目的

 西之島は、小笠原諸島に位置する孤立性の高い海洋島であり、極めて人為的影響の少ない自然環境が存在します。環境省では、平成25年以降の火山活動の影響を受けた西之島の状況を把握するため、令和元年9月に上陸し、鳥類、昆虫、植物等に関する調査を実施しました。しかし、令和元年12月以降の火山活動により、生態系が維持されていた旧西之島の全てが溶岩又は火山灰に覆われ、新たな大地が形成されました。生物相がリセットされた状態となったことで、西之島は、原生状態の生態系がどのように遷移していくのかを確認できる世界に類のない科学的価値を有しています。
 そこで、環境省としては、人為的な影響を可能な限り与えないように配慮しつつ、西之島における生態系の変化や噴火の過程等、自然の遷移をモニタリングすることで、海洋島における原生状態の生態系の成り立ち(一次遷移)を解明することを目的として、毎年、総合学術調査を実施しています。
 本調査によって得られた知見は、西之島における自然のモニタリングや保全に役立てていくことを想定しています。また、新たに開発された調査技術は、西之島に限らず様々な地域の自然のモニタリングや生物資源の保全等に寄与していくことを期待しています。
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環境省

今日の環境問題は、国民の日常生活や通常の事業活動から生ずる過大な環境負荷が原因となっており、その解決には、大量生産・大量消費・大量廃棄型の現代社会の在り方そのものを持続可能なものへと変革していかなければなりません。 こうした変革を具体化するため、環境省は、 (1)廃棄物対策、公害規制、自然環境保全、野生動植物保護などを自ら一元的に実施するとともに、 (2)地球温暖化、オゾン層保護、リサイクル、化学物質、海洋汚染防止、森林・緑地・河川・湖沼の保全、環境影響評価、放射性物質の監視測定などの対策を他の府省と共同して行い、 (3)環境基本計画などを通じ政府全体の環境政策を積極的にリードしています。

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