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自然環境

御嶽山国定公園(仮称)の指定及び公園計画の決定に関する意見の募集(パブリックコメント)について

  • 環境省が御嶽山国定公園(仮称)の指定及び公園計画を決定することについて、意見を募集します。
1.背景

 御嶽山は、長野県と岐阜県の県境に位置し、両県の自然公園条例に基づき、県立自然公園に指定されています。
 御嶽山は約78万年前から活動している活火山で、現在も活発な噴気活動が見られます。標高3,067mの独立峰で、南北3.2kmにも及ぶ長い頂稜を有しています。山頂周辺はカルデラや火山湖等の火山地形や、周氷河地形等の特徴的な地形が広がり、火山斜面にはかつてのマグマ噴火による溶岩流の中に渓谷や美麗な滝が連続して見られるほか、昭和59年の長野県西部地震による大崩壊の跡(御嶽崩れ)が現存するなど、変化に富んだ自然景観を呈しています。
 また、地形、地質に起因して、山頂付近ではオンタデ、ハイマツ、コマクサを始めとした高山植物群落が広がり、ライチョウやオコジョ等の生息地となっているほか、高標高部のハイマツ帯、山腹のコメツガ、シラビソ等、連続的に自然植生が変化する様子が見られます。
 また、御嶽山は古くから山岳信仰の対象の山として、自然と文化が融合した文化景観も有しています。
 このように本公園は、火山性孤峰を基盤とし、植生の垂直分布による連続的かつ原生的な自然林生態系が広がる風景を風景形式としており、我が国における傑出した自然の風景地であることが確認でき、両県の県立自然公園と北西部の渓谷を中心とする地域一帯を新たな国定公園として指定するものです。
 
2.意見提出手続

(1)問合せ先
  環境省自然環境局国立公園課 東京都千代田区霞が関1-2-2/電話 03-5521-8279

(2)意見募集対象
  御嶽山国定公園(仮称)の指定及び公園計画の決定
  (資料「御嶽山国定公園(仮称)指定書(環境省原案)」、「御嶽山国定公園(仮称)公園計画書(環境省原案)」)

(3)資料の入手方法
  指定書等案及びその概要は、電子政府の総合窓口(e-Gov)(http://www.e-gov.go.jp/)の「パブリックコメント」 
 欄に掲載するとともに、(1)の問合せ先で閲覧することができます。

(4)意見提出期間
  令和7年10月28日(火)から同年11月26日(水)

(5)意見提出先
  環境省自然環境局国立公園課

(6)意見提出方法
  ア 電子政府の総合窓口(e-Gov)の意見提出フォームを利用する場合
   :https://www.e-gov.go.jp/ 
  イ 郵送の場合:〒100-8975 東京都千代田区霞が関1-2-2中央合同庁舎5号館26階
                    環境省自然環境局国立公園課 宛て
  ※ 締め切り日当日消印まで有効
  ウ 電子メールの場合: shizen-kouen@env.go.jp  
  ※ 件名に必ず、「御嶽山国定公園(仮称)の指定及び公園計画の決定への意見」と記載してください。
  ※ 意見の内容はメール本文に記載して送付してください。添付ファイルに意見を記載して提出することは、御遠慮
  ください。
<意見提出に関する共通留意事項>
・本文の様式は問いません。
・意見提出者の氏名(団体の場合は団体名)、住所、連絡先(電話番号・メールアドレス)を御記入ください。
・御提出いただきました御意見については、氏名、住所、連絡先等個人情報に関する事項を除き、全て公開される可能性があることをあらかじめ御了承願います。なお、氏名、住所、連絡先等個人情報については、御意見の内容に不明な点があった場合の連絡以外の用途では使用いたしません。
・皆様から御提出いただいた御意見に対し、個別にお答えすることはできませんので、その旨御了承願います。
・電話での意見は受けかねますので御了承ください。
・以下に該当する場合など、頂いた御意見の内容によっては受付の対象外とさせていただくことがありますので、あらかじめ御了承ください。
  • ・御意見の内容が、「御嶽山国定公園(仮称)の指定及び公園計画の決定」と無関係な場合
  • ・御意見の中に、特定の個人・法人等が識別され得る情報がある場合
  • ・個人・法人・事業等の権利利益を害するおそれがある場合
  • ・個人・法人・事業等の誹謗中傷に該当する場合
  • ・事業・ホームページ・思想等の宣伝・広告に該当する場合
  • ・記載された情報が虚偽であると判明した場合
 
3.公園区域の指定及び公園計画決定案の概要
 
項 目 概 要
公園区域の指定 ○28,406ha
公園計画の決定
 
○保護規制計画(特別保護地区、第1・2・3種特別地域)
○利用施設計画(園地、宿舎、避難小屋、休憩所、野営場等)
 
4.提出された御意見の取扱い

  提出された意見については、その概要とそれに対する考えを取りまとめて公表します。
 
5.今後の主なスケジュール(予定)
 
  令和7年11月頃       提出された意見を取りまとめた上、公表
  令和8年2月頃    中央環境審議会自然環境部会に諮問・答申
  令和8年3月頃       中央環境審議会の答申を踏まえ、変更内容を官報告示

添付資料

 御嶽山国定公園(仮称)指定書(環境省原案)
 ・御嶽山国定公園(仮称)公園計画書(環境省原案)
 ・御嶽山国定公園(仮称)区域図
 ・御嶽山国定公園(仮称)公園計画図(全体図)
 ・御嶽山国定公園(仮称)公園計画図(詳細図)
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今日の環境問題は、国民の日常生活や通常の事業活動から生ずる過大な環境負荷が原因となっており、その解決には、大量生産・大量消費・大量廃棄型の現代社会の在り方そのものを持続可能なものへと変革していかなければなりません。 こうした変革を具体化するため、環境省は、 (1)廃棄物対策、公害規制、自然環境保全、野生動植物保護などを自ら一元的に実施するとともに、 (2)地球温暖化、オゾン層保護、リサイクル、化学物質、海洋汚染防止、森林・緑地・河川・湖沼の保全、環境影響評価、放射性物質の監視測定などの対策を他の府省と共同して行い、 (3)環境基本計画などを通じ政府全体の環境政策を積極的にリードしています。

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