白山国立公園
2022年11月12日、白山(はくさん)国立公園は指定60周年を迎えます。登山シーズンである夏の盛りには高標高域で高山植物のお花畑を楽しめることで有名な白山ですが、秋には紅葉を楽しめることでも知られています。白山国立公園の紅葉シーズンの幕開けは9月下旬。山頂から山麓部へと順に木々が色づきはじめ、11月上旬頃まで紅葉狩りが楽しめます。特にブナ帯にあたる標高約500〜1,500m付近の紅葉が素晴らしく、白山白川郷ホワイトロードを利用すればクルマでも容易にアクセスできるとあって、毎年紅葉の時期は多くの観光客でにぎわいます。
また、古くから霊山として信仰を集めてきた白山には、禅定道(ぜんじょうどう:山頂への修行の道)を中心とした登山道が数多く整備されていて、富山、石川、福井、岐阜の4県から延びる登山道からは、それぞれ個性豊かな紅葉風景を楽しむことができます。中でもおすすめは、福井県大野市の刈込池の紅葉。白山連峰を背景にブナ、カエデ、カンバなどの紅葉が鏡のような水面に映る景色は神秘的かつ優美で、何度見ても見飽きることがありません。
皆さんもいろいろな登山道を歩いて、自分だけのお気に入りの紅葉風景を探してみてはいかがでしょう?
コメント