
ecojin interview
世界が一つになれば
環境問題が前進する日はきっと来る。

ecojin interview
世界が一つになれば
環境問題が前進する日はきっと来る。
俳優やアーティストとして第一線で
活躍し続ける柴咲コウさん。
2016年に、持続可能な調和社会の実現に
向け「レトロワグラース」を設立、
2018年には環境省の環境特別広報大使に
任命されました。
動画投稿サイトの「レトロワch.」では、
日本各地にある国立公園の魅力を
自発的に伝え続けています。
このような活動を始めたきっかけとともに、
自然保護・環境保全に対する考え方を
お聞きします。
人の営みまで内包する国立公園は
自然との共生が大きなテーマに
環境省の環境特別広報大使に就任後、日本にはたくさんの国立公園があることを知り、興味を持ち始めたという柴咲さん。前回のエコジン・インタビューでは「国立公園を訪れるなら、まずは温泉から調べていきたい」と語っていました。ご自身は気に入ったところを何度も訪れて「愛でる」タイプだと話しますが、最近はなるべく行ったことのないところに行きたい、という思いも芽生えているそうです。
「温泉旅行に行きたいと思う時は、その土地の文化を感じたいというきっかけがあります。せっかくならあちこち見て回りたいし、どういう成り立ちなのか、自然環境に対してどんな捉え方をしていて、どんな取り組みをしている街なのかと、いろいろと知りたくなります。だから初めて訪れた場所では、たくさんの気付きがあるんです」
動画投稿サイトのご自身のチャンネルでは、日本各地にある国立公園の魅力を発信する「sharing trip」を連載。国立公園をより身近に感じてもらうことをコンセプトに制作しています。
「国立公園というだけで、何となくかしこまったような固いイメージがありますよね。でもそこには人の営みがあったり、温泉があったり、アクティビティを楽しめたりと、内包されている魅力がたくさんあります。私自身も、実はよく行っていた温泉地が国立公園の一部だとわかると、一気に親近感が湧きました。より身近なところからアプローチして、『行ってみたい』と感じてもらえたらいいなと思ったのが、動画制作を始めたきっかけです」
実際に数々の国立公園を巡ってみて感じたのは、その広さ。
「現地に行って初めて大きさを知ることができました。その界隈に行っても『どこまでが国立公園なの?』と全体像がつかめないほどの規模感なんですよね。国立公園は山まで含んでいるところが多いですが、そのようなところでは高山植物を見るのも楽しみのひとつです。小さい花がチョンチョンと咲いていて、その景色が謙虚で日本人らしいな、と優しい気持ちになります」
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