
ecojin interview
小さなことでも動き出すことで、
いつか大きな力に、きっとなる。
本業がうまくいかず、足を踏み入れたごみ清掃員という仕事。
真剣に向き合うようになって、見えてきた世界があるという
お笑いコンビ、「マシンガンズ」の滝沢秀一さん。
ごみ清掃員である自分だからこそ、伝えたいこととは。
ごみを正しく出す。それが環境を守ることへの一歩に。
芸人の仕事で食べていくことができず、ごみ清掃員を始めたという滝沢秀一さん。ごみ清掃車に乗り、午前中に4回、午後に2回、決められたエリアのごみを集めて清掃工場に運んでいます。
仕事に就いた当初、「出されるごみのあまりの多さに驚いた」と言う滝沢さん。
「一日でこれほどのごみが出るのなら、中間処理をしたとしても、最終処理場はいつかいっぱいになってしまうのでは? と先輩に尋ねたところ、あっさり『もうすぐいっぱいになるよ』と言われたので、ますます驚きました」
私たちはごみを出さずに生活することはできません。それなのにごみについてあまり考えずに生活しすぎているのではないか、そう問いかけます。
「ごみ清掃員になり真剣に仕事に向き合うようになって、ごみの出し方ひとつで環境に影響を与えるのだということを知りました。特に水気が多いごみは焼却炉で燃えづらく、燃やすのに時間がかかって、余計な二酸化炭素の発生につながります。それにきちんと水切りができていない生ごみからは、時に、強烈な臭いが発生し、その汁が体に付くとひどい臭いに悩まされます。こうしたこともあって自分は生ごみを出さないように、黒土を使ったコンポストにチャレンジしています」
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