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自然環境

多様な生き物を育み、里山の自然を再生する、歴史の深い農業技術です。

今週のテーマ ふゆみずたんぼ

「ふゆみずたんぼ」は、冬の間も田んぼに水をためておく農法をいいます。通常、稲刈りをした後の田んぼは乾いた状態ですが、そこに水を張ることで、キツネなどが寄りつかなくなり、マガンなどの水鳥が安心して休んだり餌を取ったりできる環境が生まれます。そして、集まってきた水鳥のふんや水田に残った藁(わら)、稲株が、微生物やイトミミズ類の働きで天然の堆肥になり、農薬や化学肥料に頼らない田んぼができます。

ふゆみずたんぼで生き物や自然と共生しながら作られた米は、付加価値が高く、消費者からも高い評価を得ています。さらに、水鳥をはじめとする湿地に暮らす生き物の多様性の回復につながるなど、自然環境の保全にも貢献しています。ふゆみずたんぼは、生物多様性と農作物の生産、どちらにもメリットのある環境配慮型農法といえるでしょう。

ecojin's EYE

 ふゆみずたんぼは、実は300年以上前の江戸時代に書かれた『会津農書』にも登場する、古くからある農法です。また、スペインの地中海沿岸でも、200年ほど前から収穫後の田んぼに水を入れる「ぺレローナ」という農法が行われていることが知られています。

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環境省

今日の環境問題は、国民の日常生活や通常の事業活動から生ずる過大な環境負荷が原因となっており、その解決には、大量生産・大量消費・大量廃棄型の現代社会の在り方そのものを持続可能なものへと変革していかなければなりません。 こうした変革を具体化するため、環境省は、 (1)廃棄物対策、公害規制、自然環境保全、野生動植物保護などを自ら一元的に実施するとともに、 (2)地球温暖化、オゾン層保護、リサイクル、化学物質、海洋汚染防止、森林・緑地・河川・湖沼の保全、環境影響評価、放射性物質の監視測定などの対策を他の府省と共同して行い、 (3)環境基本計画などを通じ政府全体の環境政策を積極的にリードしています。

  1. 国連持続可能な開発のためのハイレベル政治フォーラム(HLPF2025) 開催結果について

  2. (仮称)扇町天然ガス発電所建設プロジェクトに係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見の提出について

  3. (仮称)千葉袖ケ浦天然ガス発電所建設計画に係る環境影響評価準備書(再手続版)に対する環境大臣意見の提出について

  4. 令和6年度補正予算地産地消型資源循環加速化事業(間接補助事業)の3次公募について

  5. 中央環境審議会循環型社会部会小型家電リサイクル小委員会リチウム蓄電池使用製品の回収・リサイクルワーキンググループ(第1回)の開催について

  6. グリーン製品の需要創出等によるバリューチェーン全体の脱炭素化に向けた検討会(第4回)

  7. 海岸清掃における電動重機を用いた試行作業の実施について

  8. 2025年日本国際博覧会における「Green Blue Education Forum 2025」のプログラムとコンクールの審査結果について

  9. 「PFOS等の濃度低減のための対策技術の実証事業」における対象技術の選定について

  10. アフリカのきれいな街プラットフォーム第4回全体会合開催について

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